2011年2月1日火曜日

TransactionScope classの使い方

.NET Frameworkでtransactionを扱うにはTransactionScope classを使いますが、嵌りやすいのでメモっておきます。

class説明にはisolation levelについて記載されていませんが、デフォルトではSerializableになっています。例えばSQL ServerのデフォルトはReadCommittedなので勘違いしてしまいそうです。では、isolation levelを指定しようとすると、constructorにもpropertyにもそれらしいものがありません。実はpublic TransactionScope( TransactionScopeOption scopeOption, TransactionOptions transactionOptions )のTransactionOption classで指定することになります。 しかし今度は余計なparameterまで渡す必要があります。

  • TransactionScopeOption…これはRequiredがデフォルトです。
  • TransactionOptionsのIsolationLevel…これは指定したかったReadCommittedにします。
  • TransactionOptionsのTimeout…これは指定しないと初期化されず0になってしまい、timeoutなしになってしまいます。デフォルトの値にするためにはTransactionManager.DefaultTimeoutを指定します。
結局、
using( var transaction = new TransactionScope( TransactionScopeOption.Required, new TransactionOptions{ IsolationLevel = IsolationLevel.ReadCommitted, Timeout = TransactionManager.DefaultTimeout, } ) ){ ...; transaction.Complete(); }
とやることになるでしょう。

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